真ん中にいる

昨日は実家での法要。
父方の祖父の13回忌と叔父の7回忌だった。
どちらも私や弟妹たちをとても可愛がってくれていた。
数年ぶりに会う伯父伯母は、やはり歳を重ねた風貌ではあるけど、話せば元気元気で安心した。
子供の頃、ひいおばあちゃんが亡くなったのが恐らく私の初めてのお葬式。
3.4歳だったと思うけれど、亡き叔父と手をつなぎ、静かで不思議な空気を感じていた記憶がある。
昨日はその頃から来てくれているお寺の住職が来てくれたので、父母も喜んでいた。数年前大病でしばらくお休みされていたので、久しぶりの来訪。
昔私たちに向けられていた、目を細めてくしゃりとした笑顔が、今の子どもたちに向けられる。
聞き慣れた声のお経と、変わらぬ美しい所作にほれぼれする。
子どもの頃から何度も、お焼香する両親の後ろ姿を見てきたけれど、背中の曲がった父と、膝を曲げられずにいる母を見て、流れた年月を思う。
そして写真でしか知らない曾祖父と大叔父に手を合わす子どもたち。
足が痺れ眠たいと、ぐにゃぐにゃしている子どもたち。
昔それは私たちだった。
私は今、真ん中にいる。
あの頃の両親と同じように。

幸せ管理人take
ランキングに参加しています。クリックの応援お願いします。↓↓↓