上を向いた日に

まだ私がとても若かったころ

ひどく傷ついたとき

話を聴いてくれた友人は

腫れぼったい瞼の私を外に連れ出して

一緒にメイク道具を選んでくれた

 

 

それまで

まつ毛をビューラーであげることも

マスカラをつけたこともなかった私の

眼鏡を外して

 

彼女は魔法をかけてくれた

 

上から撮るのがいいのだと

天井に手を伸ばして

チェキで撮った写真の中には

キラキラの彼女と一緒に

初めて見る自分がいた

 

長い間、その小さな写真を

自室にちょこんと飾っていて

沈んだりすると

ぼんやり見つめて

辛いときに上を向いた日のことを

思い起こすようにした

 

 

もう20年ほど前の

色あせた小さなお守りは

今も机の引き出しにしまってある

 

それも私にとって

一つの道標だった

 

 

幸せ管理人take
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このBLOG記事を書いた人

toshi
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「HSP」を知ることは、自分を知ることでした。自分の本当の気持ちに気付いて受け入れていくことが、幸せへの一歩だと思っています。そんな道の途中の日記です。